(1) メリット
.弁護士等が、本人の債務整理の手続を引き受けたことを貸金業者に通知し、貸金業者がその通知を受け取った場合には、その時点から本人に対する取立てがストップします。
.利息制限法への引き直しにより、返済すべき借金の額が大幅に減額される可能性があります。
.裁判外の手続であり、当事者同士でいかなる内容の返済計画を立てることも可能であり、柔軟な返済計画を策定することができます。
(2) デメリット
.任意整理は、裁判所を利用せず、当事者同士の話し合いで債務整理を進めていくため、話し合いの結果に納得しない貸金業者に対しては、強制力をもって従わせることはできません。
.裁判所を利用した制度ではないために、話し合いに応じない貸金業者に、訴訟を提起されたり、給料などを差し押さえられたりする可能性があります。
.借金の返済が滞ってしまった場合や借金を整理した場合などには、そのことが分かるように信用情報機関に登録されます。その結果、他の業者はその情報を見て、この人にお金を貸すと返ってこないかもしれないと判断すれば、お金を貸さないことになります。
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